「その輝きはよりあざやかに、よりはるかに」
昭和35年蒸留モルトをはじめ吟味を重ねた原酒のみを使用し、
若鶴酒造が現時点で目指しうる究極のブレンデッド「ムーングロウ」。
その輝きは月に映え、遠くあざやかに未来を描(えが)き出します。
小さなウイスキー蒸留所ならではのこだわり
三郎丸蒸留所は、文久2年(1862年)創業の若鶴酒造の敷地内にあります。若鶴酒造では冬に日本酒を仕込み、夏にウイスキーを蒸留してきました。そのため年間の生産量は25樽ほどと限られていますが、昔からの伝統であるヘビーピーテッドの麦芽を用いてこだわりのウイスキーをつくってきました。
麦芽
若鶴酒造では、イギリス産の麦芽を使用しております。若鶴酒造で昔から使われてきたヘビーピーテッド(50PPM)のモルトのみを用いスモーキーなウイスキーを仕込んでいます。
酵母
酵母はエール酵母(ビール酵母)とウイスキー酵母の混合発酵をしています。酒蔵ならではの技をもちいてフルーティーな香りを引き出しています。また、富山県で発見された酵母を大学と共同研究し、富山県ならではのウイスキー造りを目指しています。
水
三郎丸蒸留所は、由来にもなっている富山県砺波市三郎丸の地にあります。その西側に位置する砺波平野には庄川が流れる水豊かな土地です。庄川の水は、烏帽子岳に源流を発し、合掌造りの里五箇山を通り、富山湾へと注いでおり、地中深くには、花崗岩により磨かれた清冽な伏流水が流れています。「良酒は良水から生まれる」というこだわりのもと、この庄川の地下水を仕込水として使用しています。
樽
かつてポートワインを製造していた時代には山梨からワインを樽ごと購入し、その空き樽で熟成していました。現在はバーボン樽を中心にシェリー樽、赤ワイン樽などさまざまな種類の樽を用いています。
WWA2018 ベストウイスキーに選出
イギリスのウイスキー専門誌『ウイスキー マガジン(WHISKY MAGAZINE)』が主催するウイスキーの世界的なコンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード(以下WWA)2018」において、ブレンデッドウイスキー「MOON GLOW First Release」が「ジャパニーズ ブレンデッド リミテッドリリース」の12年以下の部にてベストウイスキーに選出されました。北陸 唯一のウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」としては、初めての選出となります。